新郎新婦、お互いの大切な人を招くこの日。
「様々なご縁が結ばれたことへの感謝を伝えたい」という気持ちを込めて、テーマは「結びの日」としました。
メインモチーフは日本に古くからある吉祥文様「重ね熨斗」。人と人の繋がりや絆を表し、多くの人たちからの祝福と幸せを分かち合う、日本に古くからある文様です。
ホテル雅叙園東京さんでいただいたコンセプトブックでこの文様に出会った瞬間、結婚式のイメージが一気に湧いて、ここにしようと決めました。
「ホテル雅叙園東京で挙式をあげるなら」と和装を選びましたが、試着をした瞬間しゃきっとした気持ちになり、改めて「神前式を選んで良かった」と感じました。
プランに入っている衣裳代で収まるものをと見せていただいたのですが、重ね熨斗がテーマであると相談したところたまたま柄になっているものがあり、決めました。
挙式の前には母親とふたりきり、前室で「紅差しの儀」を行えたことが、良い思い出になりました。
式を執り行う神殿ももちろん素敵な空間なのですが、この前室もとても素敵です。
写真にもたくさん納めていただけてうれしかったです。
収容人数が80名だったので、ほとんどのゲストを式から招待することができました。
様々な結婚式に出てきた友人たちにも神前式は新鮮だったようで、「良い経験だった」と言ってもらえたことがうれしかったです。
白無垢には凛としたイメージでヘアメイクをお願いし、派手な印象にならないよう、タイトにまとめた髪に胡蝶蘭を3輪、左右に分けて付けてもらいました。
アーティフィシャルフラワーを使用したので、お花の大きさも理想のものを付けてもらうことができました。
披露宴は「鷲の間」という会場で行いました。
挙式会場と披露宴会場が同じ建物の中にあるので移動の負担がなく、天候に左右されない点が良かったです。
会場の「玄関」の装飾がとても華やかで、ゲストに「ここを通って欲しい!」という思いで選びました。
当日は手作りしたウェルカムボードを置き、私たちも合間合間にそれぞれの衣装で写真を撮ってもらうことができました。
前撮りをしなかったので、とてもうれしかったです。
会場の色味に合わせた装花は、花材の候補を書き出したり持っているイメージを伝えられるよう工夫をしました。
予算も念頭に入れながら勧められたので、当日は予想以上に仕上げてくださり、大満足でした!
結婚式はお互いの大切な人が一同に集まる日です。
お互いのゲストに、私たちがどんな人なのかをしっかりと伝えられるよう、自作のプロフィールブックで今の私たちを、ムービーで過去の私たちを紹介するよう、分けました。
余興をなくし、ホテル雅叙園東京の空間やお料理をゆっくり楽しんでいただく。
そういうおもてなしで、感謝の気持ちを伝えたいと思いました。
ケーキ入刀の変わりに鏡開きをしたことで、動きのある序盤の演出となり、笑顔の写真をたくさん残せました。
乾杯の後もゲストに振る舞い酒もでき、良い演出だったと思います。
式場を決める際に重視したことの1つが、お料理の美味しさです。
会場の雰囲気に合わせて日本らしさを感じられるお刺身や伊勢海老のある和食のコースを選びました。
前菜は扇の形をしたお皿が特徴的で、味だけでなく目でも楽しんでもらえる一皿。
ホテル雅叙園東京さんは元々は料亭から始まっているので、今でもその味が引き継がれゲストのみなさんにも大変喜んでもらえました。
中には「今までの結婚式で一番美味しい!」と言ってくれる方までいて、私たちもとてもうれしかったです。
結婚式全体の費用はエクセルでまとめていましたが、各担当者の方々との打ち合わせではその予算のなかで良いものができるようにと、一緒に考えてもらえました。
プロフィールブック、ウェルカムボード、プチギフトの包装や引き出物に入れたサンキューカードなどは自作しましたが、持ち込みが多いと式の直前にバタバタするので、お願いできるものはお願いしたほうが安心だと思います。
メイクのリハーサルも当日担当していただく方にお願いできましたし、お色直しの際に父からもらった思い出の口紅を使ってもらえたりと、要望に一つひとつ寄り添ってもらえたことがうれしかったです。