私たちの結婚式のテーマは、「桜」と「桜満開」です。私が春生まれであることと、私の名前にちなんで“桜舞う結婚式にしたい”と考えていたことから、このテーマにしました。
本来であれば2020年4月に行う予定でしたが、コロナウイルスの影響で2021年1月に延期。
季節は大きく変わってしまいましたが、テーマを感じていただけるように工夫しながら準備を進めました。
リストランテ カノビアーノの魅力はたくさんありますが、ホテル雅叙園東京内にあるので、知名度が高く誰もが知っている会場であること、新幹線や飛行機を使うゲストもアクセスが良いことなどが式場決定の大きな決め手になりました。
上司にも喜んでいただけて、選んで良かったと改めて感じました。
また、ガーデンつきの建物を一棟貸し切っての結婚式ができます。
2階がチャペル、1階が披露宴会場のレストランとなっているので移動も少なく快適に過ごせます。
ガーデンにはシンボルツリーやプールもあり、都会にいるのにリゾート感を味わえるところがお気に入りです。
リストランテ カノビアーノのチャペルは、都内でも珍しいほど広くて開放感のあるチャペルです。
バージンロードもたっぷり18mあり、この長さが野球のピッチャーマウンドと同じ長さとの説明を聞いて、野球観戦好きの私たちは不思議な縁を感じました。
式場を決めた時は、ガーデン挙式ができることに惹かれたのですが、このチャペルの開放感や厳かな雰囲気に心を奪われ、チャペルで人前式を行うことに決めました。
挙式後のフラワーシャワーは、マスクをつけていることが気にならないくらい「おめでとう!」の声が大きく今でも耳に残っています。
本来であれば、春に予定していた結婚式。
実際は冬になりましたが、「桜満開」のテーマを表現したく、装花にこだわりました。
実際、桜は使っていないのですが、桜満開のふわふわ感をピンクの小花をたっぷり使ってもらいました。
幼くならないように、落ち着いたピンクの大きいお花も入れていただいた結果、大人な雰囲気に仕上がっていました。
和のテイストよりは、海外ウェディングのようなイメージとお伝えしていましたが、想像以上の素敵な装花で感激しました。
他にもテーブルナンバーは卒花嫁様からお譲りいただいたもので、各テーブルのアルファベットが頭文字のお花の写真に花言葉が添えてあるものを用意しました。
お色直しのカラードレスも花柄をイメージしたものを選ぶことで、桜の季節のようにお花いっぱいの会場を実現できたと思います。
30代の結婚式のため、参列していただくゲストの多くは参列経験があると思い、私たちの結婚式では「美味しいお料理を食べながらゆっくり過ごしてほしい」と考えていました。
リストランテ カノビアーノのお料理には絶対的な信頼があったので、全部のお皿にこだわりをもったと言っても過言ではありません。
オリジナルのオリーブオイルやワインもすごく好評で、ワインに関してはラベルを写真に撮るゲストや、「どこで買える?」との問い合わせまでいただきました。
引き出物にもオリーブオイルを入れたので、喜んでいただけて嬉しかったです。
結婚式をきっかけにリストランテ カノビアーノのお料理を体験したことで、「プライベートでも行ってみるね」とのお声をいただけたことがとても嬉しかったです。
ウェディングドレス、お色直しのカラードレスともに、式場提携のBRIDARIUM MUEでレンタルしました。
結婚するずっと前からウェディングドレスはマーメイドラインがいい!と希望していたので、理想の一着に出会えてとても嬉しかったです。
ボレロが付属でついていたので、挙式はボレロを外してグローブ合わせ、披露宴入場ではボレロを着用し、1着で雰囲気を変えながら着回すことができました。
柄のカラードレスは、探していた時に素敵だなと見つけたものが、たまたまBRIDARIUM MUEのもので、縁を感じました!
自分より1サイズ小さいものだったのですが、絶対に着たい!と思い、その結果ダイエットも頑張れたと思います。珍しいデザインなので、ゲストからも褒めてもらえて嬉しかったです。
コロナ禍での結婚式開催となり、正直色々な制約の中で実現できないこともたくさんありました。
結婚式2日前に緊急事態宣言が発令され、欠席のゲストが増えてしまったことにも、心底落ち込みました。
しかし、当日チャペルの扉の前に立ち、ゲストの声が聞こえてきた時。「このような状況でも私たちのために集まってくれた方たちがいる」ことに気がつき、入場前から涙が止まりませんでした。
安全安心に過ごしていただけるよう最大限の配慮をしながらではありましたが、マスクをしていても関係ないくらい、笑顔や歓声は伝わります。
これからの結婚式で不安を抱える方も多いかもしれませんが、このような時期だからこそ「結婚式はこうでなければ」という固定概念を捨てて、自分たちらしいおもてなしを追求してもらえたらと思います。