エレベーターの扉が開いた瞬間、目の前に広がる豪華で煌びやかな光景にインスピレーションを受け、“ここで式を挙げたい!”と心に決めました。
ホテル雅叙園東京は29年前に両親が式を挙げた場所でもあり、“これも一つの親孝行になるのではないか”と思ったことも決め手になりました。
どこを歩いても絵になる歴史的建造物なので、ゲストの方々にも楽しんでいただけると思います。
『大巳殿』は梅・鶴・鹿などおめでたいものづくしの木彫板に囲まれ、どこをとっても絵になる絢爛豪華な挙式会場です。
父との「バージンロード入場」や、鹿の木彫板の前で行う母との「紅差しの儀」ができる所も魅力で、この式場を選びました。
母は自分と同じ場所で娘が式を挙げる事をとても嬉しく思ったそうで、口紅を差しながら「ここで挙げてくれてありがとう」と涙ながらに語ってくれました。
式の翌日から実家を離れる予定だったので、最後のお見送りをしてもらったような感覚にもなり、母との思い出や大切に育ててくれたことへの感謝の気持ちが込み上げてきて、母と一緒に泣いてしまいました。
赤やゴールドなど少し色味が入っている白無垢もとても可愛いかったのですが、「花嫁=純白」のイメージがあったので、白一色の白無垢を選びました。
一方、披露宴で着用する色打掛は何色にするかとても悩みましたが、色ごとに何種類か試着して“一番映える!”ということで選んだのが赤色です。
鶴の刺繍やゴールドの色味も入っているので、煌びやかで豪華な印象になる所がポイントです。
お色直しでは”和装もいいけどウェディングドレスも着たい”と思い、Vネック&Aラインのドレスを選びました。
深くカットされた背中から繋がる流れるようなトレーンが魅力的で、他にあまりないデザインだと思います。
『飛鳥』は他の会場と比べて天井が低く、写真を撮る際に青空を飛ぶ鳥が描かれた天井が一緒に写るので、写真映えを重視する方におすすめです。
広さも程よくゲスト全員の表情がよく見えて、和装でも洋装でも馴染む会場です。
会場がシックで落ち着いた色合いだったので、テーブルクロスや装花で明るく華やかな会場にしたいと考えました。
「色打掛と相性が良い暖色系の明るい雰囲気」とざっくり希望をお伝えしたのみでしたが、結婚式当日に高砂に着いた瞬間、ふわふわしていたイメージがはっきりしたものにまとまっていて、“私の理想の会場はこれだったんだ!お任せして良かった!”と素直に思いました。
私が参列した披露宴では日本料理を食べた事がなかったので珍しいと思い、『結扇』という日本料理のコースを選びました。
コース内容も高級感とインパクトのあるものばかりだと感じたことが決め手となっています。
なかでも伊勢海老の化粧焼きが好評で、ゲストから「とても豪華なコースで全て美味しかった!」と言っていただけました。
ウェディングケーキは”THE王道”な3段のショートケーキを選び、ビッグスプーンを使用したファーストバイトで盛り上がりました。
また、サプライズで仲良し夫婦にサンクスバイトをお願いしたのですが、とても喜んで貰えたので嬉しかったです。
結婚式のテーマは「ゲストと作り上げるアットホームな結婚式」。
“今までの感謝”と“これからも宜しくお願いします”の気持ちが1人1人に伝わるような披露宴にしようと思ってました。
お色直しの入場時にはゲストから1本1本お花を回収しながらテーブルラウンドを行うダーズンローズという演出を取り入れ、会場中が一体感に包まれました。
ムービーやウェルカムスペース、卓上の小物類も全て手作りし、アットホーム感を出した所もポイントです。
かなり時間がかかったので大変でしたが、作っている最中は形になっていくことが楽しく、自分たちがやりたいようにできたので、後々いい思い出にもなり、節約もできて一石二鳥でした!
和婚に参加した経験がない方が多く、「こんなに豪華でインパクトのある式に参加したのは初めて」と言って貰えて嬉しかったです。
また、ゲストと一緒に作り上げる式にしたいという想いで取り入れたダーズンローズ演出も「初めての経験で楽しかった」「いい演出で感動した」と言っていただき、頑張って考えた甲斐がありました。
スタッフの方々は準備段階からやり取りがとても丁寧で、細かな心遣いにとても感謝しています。
なかでも驚いたのは29年前に式を挙げた両親へのサプライズで、花束と「おかえりなさい」の文字が入ったケーキを用意して下さったことです。
両親もとても喜んでいてこちらを選んで本当に良かったな、と思いました。